9月18日木曜日、ご近所の松本智永里先生のヘルマンハープの小さな発表会が相模屋で行われました。
優しい素敵な音色がお店の中に響きとても素敵なひとときとなりました。お教室以外のお客様をおよびしたのではありませんが、こうした小さなコンサートはとても贅沢ですね。皆さんの演奏の後は、お茶会です。英国人のIanさんが焼いたスコーンとお茶、ちょっとしたフィンガーフードを楽しんでいただきました。
相模屋の空間が優しい、時には力強い音色で満たされる、そんな素敵な空間をつくりたくて私もコンサートを企画しています。
今回は、幸運にも松本先生からのお申込みでこうした運びとなりました。これからも素敵なコンサートや絵画・写真展示の企画をしてまいりますので楽しみにしていてください。
*12月20日にクリスマス・ジャスコンサートを相模屋で開催致します。詳細はまたお知らせ致します。
** ヘルマン・ハープとは?
ヘルマン・フェー氏は、ダウン症の息子に「自分でメロディを演奏できる楽器を与えてあげたい」という願いから、ヘルマンハープの独自の楽譜システムを考案しました。その楽譜システムに基づき、息子の身体的特徴に合うように設計された新しい楽器「ヘルマンハープ」を開発しました。
その美しい音色が口コミで広がり、ドイツだけでなくオーストリアやスイスでも話題となりました。障がいのある方も健常者も、音楽の経験を問わず、誰もが美しい音色を奏でる楽しさを共に味わえる世界が生まれたのです。
1995年にヘルマン・フェー氏はドイツ連邦共和国大統領から、ヘルマンハープの開発により功労十字勲章を授与されました。2011年には、ヘルマンハープの楽譜と楽器の開発が「社会的な弱者に器楽演奏への扉を開いた」として、ドイツ銀行主催、ドイツ連邦共和国後援の「発想の国ドイツ」という栄誉ある賞を受賞しました。この真実の物語は、多くの人に勇気を与え続けています。
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素敵な逸話のある楽器ですね。
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