東京半蔵門、麹町の老舗酒屋相模屋平助商店からのお知らせをご案内。お酒の小売はお任せください。

明治十八年創業 相模屋平助商店

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え、え、え、もうひやおろし!加賀鳶ひやおろし、入荷!

2025.08.27

え、え、え、もうひやおろし!加賀鳶ひやおろし、入荷! 加賀鳶 ひやおろし

  「ひやおろし」といえば、ひと夏を超え、まろやかに熟成した秋の風物詩、ですね。
 
 猛烈な暑さの続く今年の夏、もうそろそろ秋の気配を感じたいですね。ひやおろしと聞くと気分は一気に秋になり、食欲もわいて美味しいものが食べたくなります。今回は、今年一番早い加賀鳶さんのひやおろしのご紹介です。加賀鳶のひやおろしは山田錦と希少な酒米金紋錦使用し、速醸もとで仕込んだ純米吟醸酒。調和の取れた落ち着いた香味が秀逸です。

 夏を越し、まろやかに熟成の時を迎えた風味を生かすため、出荷前の加熱処理を行わない「生詰め」にて出荷。口当たりは滑らか、柔らかな酸味と旨味。品のあるふくらみを楽しんでいただけます。

 加賀鳶の杜氏は、売れた甘い果物の吟醸香、フルーティー、ジューシーともいえる果実感のある仕上がり。深いまろやかさを目指しているお酒です。一足早いのですが、秋のお月見にはぴったりですね。

⁂当店では未成年者の方へのお酒の販売はしておりません。

やっぱりおいしい日本酒ですね、嘉美心!

2025.08.26

やっぱりおいしい日本酒ですね、嘉美心! 嘉美心(岡山)純米吟醸 無濾過生原酒 

 穏やかな瀬戸内の寄島町にある嘉美心酒造。身も心もきれいにして酒を造る。そんな意識のもと旨口の日本酒を作っている酒蔵。酒を造る前に自分たち自身も消費者であることを自覚し食の安全性に焦点を当てている酒蔵でもあります。

*今日ご紹介する、嘉美心 純米吟醸無濾過生原酒 は通常の純米吟醸酒を生酒にてリリースしているものです。

5代目、嘉美心酒造の藤井進彦氏は2013年に創業100年を迎えました。それを機に「神心」という新たなブランドも立ちあげ、新たな歴史の創造にむけて今こそ「恐れ多くて使えないと思っていた“神”の字を使う時」という気構えで醸したお酒となりました。(「身も心もきれいにしてお酒を醸したい」という気持ちから「嘉美心」という蔵名にしていました。)
今回の純米吟醸 無濾過生原酒。桃のような丸みのあるたっぷりとした味わいをお酒の中に詰め込みました。軽やかで口の中でゆっくりと広がる旨味。瀬戸内岡山ならではのお酒です。

アルコール度数:15.5度(原酒)
原材料:米、麹米(国産米)
精米歩合:58%
使用酵母:協会901号酵母
杜氏:備中杜氏

たくさんの汗をかく夏、たっぷりとした旨口の日本酒で皆さんの元気を補充してください。
この嘉美心さんは12月初旬に恒例の「冬の月」も発売いたします。月の光からお酒が滴るような美しく滑らかなお酒です。こちらも楽しみにお待ちください!

*当店では未成年者の方へのアルコールの販売をしておりません。

こうした運びとなりました。平助さんの独り言

2025.05.29

こうした運びとなりました。平助さんの独り言 平助さん、こうした運びとなりました!

(ご説明がとても長〜くなりますのでご了承くださ
い。)

 皆さん、すがすがしい5月ももう今週で終わってしまいます。こんな5月の気持ちのいい季節にこそいろんなことをしたいですね。

 ところで、今年の連休はどのように過ごされましたか。平助さんは毎年、3、4月の忙しさの疲れをいやすために5月の連休をゆっくり自宅で過ごしていました。千鳥ヶ淵をゆっくり散歩しながらどことなく初夏の香りを感じたり、若芽がぐんぐんと伸びるそんな季節を楽しんでいました。

 でも、今年はいつもとちょっと違って本当に幸運な貴重な経験をさせていただきました。

 平助さんが継いだ相模屋にはいろいろなお客様がいらっしゃいます。その中に戦争後からの大切なお客様で、ご年配の方お二人(まもなく70歳)から「一緒にヴァチカン市国に行きましょう。」と昨年からお声がけをいただいておりました。今年は25年に一度の貴重な年(聖年)なので「是非に」とお誘いを受けていたんです。

 それが5月の連休中の予定で、平助さんの住む住居棟のエレベーター交換工事を3年前から予定しており、そのお誘いを残念ながらお断りをしていました。それがそれが、エレベーター会社さんの都合で連休を避けて10日ほど後ろ倒しに日程が急遽、変更されました。やった〜とばかりに4泊6日の強行軍でしたがそのお客様たちと一緒にヴァチカンに行ってまいりました。

 絶対にダメだと思っていたこの貴重な旅があっという間に現実化されたんです!

 出発の5月2日をウキウキ待ちながら血眼で仕事を片付ける毎日。そのさなか、とても悲しいことではありますが4月21日に、訪日もされたフランシスコ教皇様がご逝去されました。日本滞在中は相模屋の前を何度か通ってくださいました。つまりご逝去から5日〜2週間後の教皇選挙(コンクラーベ)を控えるヴァチカンへ向かうこととなったんです。私共が訪問する時期にコンクラーベがなされることに。これは驚くべき貴重なことに遭遇する機会を与えられることになったんです。

 5月2日の当日はお声がけくださったお二人は長崎からそのほかの方々と羽田に来られそこで落ち合い、ヘルシンキ経由でローマにつきました。

 サン・ピエトロ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂の四大聖堂をめぐり、ヴァチカン市国を歩き回っておりました。そして、7日午後4時30分に初めてのコンクラーベがなされ、7時に選挙結果をしめす煙が上がることに。

 その日は133名の枢機卿が出席された午前10時の御ミサにも参列させていただき、コンクラーベの結果が出るサンタ・マリア大聖堂の広場で選挙結果を待ちました。

 こうして文章で状況を書いてみますとたわいのないことのように見えてしまいますが、平助さんがこの瞬間に立ち会わせていただけたことは本当にありがたい事でした。

 枢機卿の方々を先導した大きなキャンドルをもった司祭たちが入場されたとき、どうしてなんでしょう、とても胸がいっぱいになり、涙がこみ上げてきました。

 ヨーロッパから見ると私は極東に住む小さな一人間です。その小さな存在ですら、世界中の軍事的、経済的、思想的争いには心を痛めます。すべてを広い心を持って対応することはできないのかと疑問を持ちます。肌の色も、年齢も、国籍も関係なく穏やかな気持ちをもって皆が生きていく、そんな世界が一日も早く来ることをヴァチカンのサン・ピエトロ寺院の広場にいて痛感しました。この広場は大いなる存在が手を広げてすべての人々を抱え込まれる形を象徴しています。そんなことに深く感じ入りながら毎日を精いっぱい過ごしていくことが私の務めだと決意しました。

 この歴史的瞬間にヴァチカンを訪れる機会を与えられたことに心から感謝し、なすべきことは後から振り返ると何の問題もなく「こうした運びとなりました。」となり結果に至るんですね。ともにこの貴重な時間を共有できたシスター奈利子、シスター美知代、Elena、奈緒美さんに感謝申し上げます。

 そして、私が相模屋平助商店を継がせていただけたことに心から感謝申し上げます。
イタリアワインをゆっくりいただく時間はありませんでした笑!!!

 そして、何より世界中の皆さんがしあわせになりますように。

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相模屋平助商店

〒102-0082 東京都千代田区一番町六番地
TEL.03-3261-4467 FAX.03-3261-8966

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