東京半蔵門、麹町の老舗酒屋相模屋平助商店からのお知らせをご案内。お酒の小売はお任せください。

明治十八年創業 相模屋平助商店

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梅雨の雨もこれまた良し。6月16日は和菓子の日

2025.06.11

梅雨の雨もこれまた良し。6月16日は和菓子の日  関東地方も昨日(6月10日)梅雨入りしたと気象庁が発表しました

 正直、鬱陶しい梅雨をどのように過ごすか平助さんも色々と工夫を凝らします。
工夫の一つがお抹茶とその和菓子の美しさを愛でることです。茶道を習い始めてこうした小さな幸せの工夫を見つけました。 

 今日の和菓子は「麒麟草」。和名は「黄輪草」。麒麟草はわざわざ購入するたいそうな花というよりは身近な花。思わず笑顔がほころぶような花です。そして、こうした時期には黄色という色自体が元気をくれます。

 そして、知っていましたか6月16日は「和菓子の日」なんだそうです。

       「和菓子の日」
 承和15年(848年)、国内に疫病が蔓延したことから仁明天皇が6月16日に和菓子や餅を神前に供え疫病の退散を祈願して、元号を「嘉祥・かじょう」と改めたことに始まると伝えられているそうです。

 「嘉祥の祝」は後醍醐天皇の御代から室町時代へと受け継がれ、江戸時代になると「健康と招福」を願う行事として、この日に銭十六文で菓子を求めて食べる風習が庶民の間にも広がり「嘉定喰」と言われ、欠かせない年中行事となりました。

 その「嘉祥の祝」を現代によみがえらせたのがこの「和菓子の日」。和菓子の日には健康と招福を願ってお抹茶と和菓子をいただくなんていかがですか。そして、大切な方や親しい方の健康も祈っていただく、ご一緒にいただけたら一番ですね。

 一服のお茶が愛おしいお抹茶と和菓子に変身します。しとしとと降る雨、「これもまたよし」って受け取れる心の余裕が生まれますね。日本人に生まれた幸せ。お抹茶&和菓子と一緒に皆様をお待ちしております。

 三番町の紫陽花の花も咲き始めていますよ!

夏 初呑み切り 開夏 のご案内

2025.06.09

夏 初呑み切り 開夏 のご案内     KAIKA 開夏 厳選 涼酒

 栃木県第一酒造さんの「初呑み切り」のご案内

「初呑み切り」とは

 冬に仕込んだお酒の熟成具合を、初夏頃にチェックする酒蔵恒例の行事。複数ある貯蔵中のお酒から少量のお酒を抜き取り、その味の乗り具合や出来を確認していくという、とても重要な作業となります。

 今一番おいしいお酒、「特別な1本」を酒屋が厳選してまいります。私たち酒販店が実際に蔵元へ訪問して、利き酒を行います。蔵に眠っている美味しいお酒の中のからこの夏にベストなお酒を厳選して皆さんにお届けします。

 一番おいしいお酒、その味わいを暑い夏の訪れとともに皆様にお届けいたします。ご堪能ください。そして、と〜っても暑くなるであろう今年の夏も元気に乗り越えましょう!
皆さんのご予約を心よりお待ちしております。

⁂当店では未成年者の方にお酒の販売をしておりません。

相模屋平助商店一同

こうした運びとなりました。平助さんの独り言

2025.05.29

こうした運びとなりました。平助さんの独り言 平助さん、こうした運びとなりました!

(ご説明がとても長〜くなりますのでご了承くださ
い。)

 皆さん、すがすがしい5月ももう今週で終わってしまいます。こんな5月の気持ちのいい季節にこそいろんなことをしたいですね。

 ところで、今年の連休はどのように過ごされましたか。平助さんは毎年、3、4月の忙しさの疲れをいやすために5月の連休をゆっくり自宅で過ごしていました。千鳥ヶ淵をゆっくり散歩しながらどことなく初夏の香りを感じたり、若芽がぐんぐんと伸びるそんな季節を楽しんでいました。

 でも、今年はいつもとちょっと違って本当に幸運な貴重な経験をさせていただきました。

 平助さんが継いだ相模屋にはいろいろなお客様がいらっしゃいます。その中に戦争後からの大切なお客様で、ご年配の方お二人(まもなく70歳)から「一緒にヴァチカン市国に行きましょう。」と昨年からお声がけをいただいておりました。今年は25年に一度の貴重な年(聖年)なので「是非に」とお誘いを受けていたんです。

 それが5月の連休中の予定で、平助さんの住む住居棟のエレベーター交換工事を3年前から予定しており、そのお誘いを残念ながらお断りをしていました。それがそれが、エレベーター会社さんの都合で連休を避けて10日ほど後ろ倒しに日程が急遽、変更されました。やった〜とばかりに4泊6日の強行軍でしたがそのお客様たちと一緒にヴァチカンに行ってまいりました。

 絶対にダメだと思っていたこの貴重な旅があっという間に現実化されたんです!

 出発の5月2日をウキウキ待ちながら血眼で仕事を片付ける毎日。そのさなか、とても悲しいことではありますが4月21日に、訪日もされたフランシスコ教皇様がご逝去されました。日本滞在中は相模屋の前を何度か通ってくださいました。つまりご逝去から5日〜2週間後の教皇選挙(コンクラーベ)を控えるヴァチカンへ向かうこととなったんです。私共が訪問する時期にコンクラーベがなされることに。これは驚くべき貴重なことに遭遇する機会を与えられることになったんです。

 5月2日の当日はお声がけくださったお二人は長崎からそのほかの方々と羽田に来られそこで落ち合い、ヘルシンキ経由でローマにつきました。

 サン・ピエトロ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂の四大聖堂をめぐり、ヴァチカン市国を歩き回っておりました。そして、7日午後4時30分に初めてのコンクラーベがなされ、7時に選挙結果をしめす煙が上がることに。

 その日は133名の枢機卿が出席された午前10時の御ミサにも参列させていただき、コンクラーベの結果が出るサンタ・マリア大聖堂の広場で選挙結果を待ちました。

 こうして文章で状況を書いてみますとたわいのないことのように見えてしまいますが、平助さんがこの瞬間に立ち会わせていただけたことは本当にありがたい事でした。

 枢機卿の方々を先導した大きなキャンドルをもった司祭たちが入場されたとき、どうしてなんでしょう、とても胸がいっぱいになり、涙がこみ上げてきました。

 ヨーロッパから見ると私は極東に住む小さな一人間です。その小さな存在ですら、世界中の軍事的、経済的、思想的争いには心を痛めます。すべてを広い心を持って対応することはできないのかと疑問を持ちます。肌の色も、年齢も、国籍も関係なく穏やかな気持ちをもって皆が生きていく、そんな世界が一日も早く来ることをヴァチカンのサン・ピエトロ寺院の広場にいて痛感しました。この広場は大いなる存在が手を広げてすべての人々を抱え込まれる形を象徴しています。そんなことに深く感じ入りながら毎日を精いっぱい過ごしていくことが私の務めだと決意しました。

 この歴史的瞬間にヴァチカンを訪れる機会を与えられたことに心から感謝し、なすべきことは後から振り返ると何の問題もなく「こうした運びとなりました。」となり結果に至るんですね。ともにこの貴重な時間を共有できたシスター奈利子、シスター美知代、Elena、奈緒美さんに感謝申し上げます。

 そして、私が相模屋平助商店を継がせていただけたことに心から感謝申し上げます。
イタリアワインをゆっくりいただく時間はありませんでした笑!!!

 そして、何より世界中の皆さんがしあわせになりますように。

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相模屋平助商店

〒102-0082 東京都千代田区一番町六番地
TEL.03-3261-4467 FAX.03-3261-8966

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