東京半蔵門、麹町の老舗酒屋相模屋平助商店からのお知らせをご案内。お酒の小売から千代田区周辺の配達もお任せください。

明治十八年創業 相模屋平助商店

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スペイン&フランスの旅 その5 星降る夜 番外編

2013.11.03

スペイン&フランスの旅 その5 星降る夜 番外編 何度もフランスへ行ったことがあるわけではありません。でも私はフランスが大好きです。都会パリも田舎も、、、。学生の頃は全然意識せず、興味を持たなかった国にある時突然興味を持つようになったんです。始まりは、家業をついでワインというものを通じてなのかもしれません。お店に来てくださったフランス人の造り手の方が、私が選んだワインの品揃えを見て無意識に放った第一声を理解したい、そんな思いから興味を持ち始めました。そうしたら、どんどん奥へと引き込まれて行きました。
 今回、とっても素晴らしい仲間ととっても素晴らしい時間を共有できたことも大いに手伝って私のフランス熱はいまだに冷めやりません。スペインのサン・セバスティアンからバイヨンヌ、ボルドー、パリとまわりましたが、それぞれとっても味がある街でした。バイヨンヌは小さな小さな、なんだか温かい町に感じました。日差しが強くて、幸さんが日焼け止めを買いに入った薬局のおじさんは地元で美味しいレストランを紹介してくれるのに「僕から聞いたって言って!」なんて言ってくれるし!「男の心臓」なんていうワイルドなレストランのお兄さんは大喜びで牛の脊髄を出してくれるし!
 ボルドー駅の前で、訪問先のシャトーへ行くのに行き方がわからなかったらタクシーの運転手さん達がみんなで集まって相談にのってくれるし!Ch.リオンのチボーさん&アンさんは友達みたいに私たちを歓待してくれるし!
 パリの蚤の市のおじさんたら、真鍮のドアノブ驚くほどやすくしてくれちゃうし!テロワール・パリジャンのマダムのサーヴ、すっごくかっこよかったし!アパルトマンの4階から降りる時トランクを重そうにしていたら水道屋さんのおじさん下まで持って行ってくれるし!
 とってもいい経験がたくさん出来ました。私はフランスワインのこともっともっと学びます。そして、私が出来ることはそんなワインを通じて皆さんにいつもよりちょっと幸せな時間を友達や家族と過ごしていただくことだって思っています。
 とってもいい仲間と過ごした8泊10日の旅。旅の初日の夜に見た「星降る夜」の美しさは一生忘れません。そしてこれは大好きなフランスに思いをはせる旅の始まりでしかないんですよね。

日本の宝物 新潟酒の陣より 番外編

2013.05.08

日本の宝物 新潟酒の陣より 番外編 そもそも今回の新潟酒の陣に行ったのは2人の友人が声をかけてくれたことに始まります。
一人は学生時代の友人で長岡出身の方。そしてもう一人はお酒の大好きな化学者。お客様だった方ですが、今ではいろいろな企画に参加してくださるので友人と呼ばせていただいております。なんとなく「毎日忙しい」という言葉にかまけて、日本酒に関しては特に遠方へ出向いていなかった私です。それが、毎月やらせていただいているワイン会で「新潟のお酒は本当に美味しいから行こう!」と私を引っ張り出してくれたんです。このお2人には心から感謝しています。そして、2日目の晩は長岡出身の彼女のお宅へ泊めていただいたんです。

 3月17日、酒の陣2日目は少し早めに会場を出てそれぞれ5時に新潟駅に集合しました。そこから信越本線で45分くらい乗ると押切(おしきり)という駅があります。そこが彼女の生まれ育った場所です。夜付いたんですが、静かなとても穏やかな空気が流れる場所です。旅行前に彼女から「新潟の3月はまだ寒いから覚悟してきてね。」といわれており、寒さが大の苦手な私はたっくさん着込んでいきました。そして、彼女のお宅はとても立派な日本家屋。寒さを一層感じるか(ごめんなさい!)と思いましたが、その晩は寒さも穏やかでほんとに楽しい夜を過ごさせていただきました。

 友人のご両親と弟さんご夫婦そして、我々で総勢7名。お母様の造ってくださったお料理とお鮨をいただきました。お料理もとっ〜ても美味しかったです。そして、な、な、な、なんと私の友人は彼女のお宝のルロワのワインを3本出してくださったんです。「美味しいお料理と日本酒そして、美味しいワインのわかる人と飲みたかった」といって旅行前にこの偉大なワインを一緒に飲もうと言ってくれていたんです。私は自分の持っていたルロワ(ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン ’96)を1本持っていくことを伝え7名でこのワインをいただきました。

*ニュイ・サン・ジョルジュ ’07
*ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン ’07
*ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン ’96
*ラトリシエール・シャンヴェルタン ’07

ですよ!すっごいでしょ!こんなワインを一緒にいただいたんですもん、もうみんな一心同体です!それぞれのワインに関しての味わいを私がとやかく書く必要はありませんね。本当にすっーと体の中に入っていくワインでした。

 食事の準備だけではありません、我々がうかがうにあたって算段をしてくださったお母様やご家族の皆さん、ほんとうにありがとうございました。そして、こんなに素晴らしいワインを
一緒に飲む機会を与えてくださった友人、そして、この新潟酒の陣に私を引っ張り出してくれた2人の友人に心から感謝しています。こうした私の気持ちを私なりの形で皆さんにお返ししてゆこうと深く感じました。

 お酒やワインが美味しかったからだけではありません。こうしたお酒を通じて素晴らしい方に出会い、豊な心穏やかな時間を共に過ごし、そして一層の関係を深めることが出来ることは何よりのことですね。生きてるってこんなことなんでしょうか。5月の緑豊な今の季節、木々の芽が伸びることにも生きてることの素晴らしさを感じ、こうした人間の繋がりにも素晴らしさを実感させていただく2日間でした。

日本の宝物 新潟酒の陣より−1−

2013.05.08

日本の宝物 新潟酒の陣より−1− 一年で一番気持ちの良い季節、新緑がぐんぐんと音を出して伸びているような様子を見ると人間だけではありません、植物も生きてるって実感します。そして生きてるってすごいな〜と心から感じます。
 今回は、こうしてHPに挙げるのが2ヶ月もたってしまったのですが、3月16日と17日に行ってきました、「新潟酒の陣」にまつわる日本酒のこと、発酵食品のこと、番外編を綴っていきたいと思います。日本酒のことを表面的にしか理解していなかった自分に大きな一石を投じてくれた2日間でした。

 今年で10回目を迎える「新潟酒の陣」は新潟県酒造組合の50周年を記念して、2004年にスタートしました。ドイツミュンヘンで1810年から開催されているビールの祭典「オクトーバーフェスト」をモデルとしています。その土地を大切にし、県外及び外国から来た人たちと共に、地元の食と地酒を楽しむのが目的です。
 「淡麗」が新潟県のお酒の枕詞になっています。それは戦後という時代背景のなかで濃くて甘いお酒が好まれた頃、冬の寒さの中で穏やかに醗酵が進む「あっさりとした味」が新潟県のお酒でありました。1957年酒造好適米の「五百万石」が誕生し、雑味や汚れの少ない綺麗なお酒が造られていったんです。これが「新潟淡麗」の誕生のきっかけです。今日のように豊かな食生活になってきますと、あっさりとした味わいのお酒が好まれ、次第に淡麗化の方向へと進んでいったのです。
 そして、新潟県の酒造りは他の県に比べるととても贅沢です。お米を磨きに磨いて芯のでんぷんのみを利用します。お米の本当に良いところだけを使ってお酒が造られるわけです。量は少なくなりますが、芳香もあり味わい豊なお酒が出来上がるわけですね。


 16日、午前5時起床。朝7時の新幹線に乗り遅れないように家を出発。6時半ごろに東京駅に着きましたが、スキーへ行こうとする沢山の人で新幹線の改札は一杯。学生の頃はこんな風に早朝の新幹線で蔵王、志賀高原、湯沢へと毎週の用に出かけてたのに〜なんて、混雑の驚きと自分も出かけることでの高揚で目がしっかりと覚めてきました。東京から新潟はとっても近いんですよ。所要時間約2時間。コーヒーをのみながら車窓を眺め、本を読み始めて一段らくしたらもう新潟駅です。今回「新潟酒の陣」へ行こう思うに至ったのには2人の友人の存在があります。とっても有難いですね、友達って。自分にないものを沢山持っていてくれる、そしてそれが私を助けてくれたり、思いもよらない発見を導いてくれたりする。

 16日(第1日目)、開始は10時からですが会場の朱鷺メッセに着いたのは9時20分ごろ。既に開場前には長蛇の人。根性なくて並ぶのだいっ嫌いなんですが、今回ばかりはそうとはいっておれません。入場してからは、それぞれの興味対象がありますので一人一人で行動。日本酒に関する様々な切り口のセミナーもありました。例えば「酒造りと酒米」、「酒糟と「さかすけ」の魅力」、「酒の器と味覚セミナー」等々。興味のあるテーマのセミナーに出て後はひたすら試飲をする一日でした。開始から行ったのはよかったですね、午前中はそれでも人が比較的少なく自分の中で持っていた蔵元さんの味わいや印象を再確認したり、再発見したり。そして、今まで気づかなかった自分の好みが新たに出てきて、びっくりしたり、、、。季節にもよるのでしょうか、ことのほか淡麗な吟醸香のするお酒が「美味しい」と今回は感じました。越の誉さんの和上蔵、菊水さんの節五郎源流、〆張り鶴さん、玉川酒造さん、大洋盛の本醸。新しい発見、思わずひとりでに微笑んでいました。

 17日(第2日目)。友人の一人は第1日目のセミナーに全て参加し、二日目は試飲に当てるとのこと。慣れた方は自分のペースを持って毎年改良していくんですよね、やり方を!今年の「酒の陣」初デビューの自分ですが、焦らず永い目で見ていきましょう。でも折角来たので、出来るだけ色んなことを試したいと欲も出てきました。朝一番で入場して、予定の時間内で参加できるセミナーは全て出て参加しました。昨日味わったお酒を今日も同じように「美味しい」と感じるか、「あれ?違う?」となるか特に記憶に残っている昨日の5つの蔵元さんのお酒を再度味わってみました。今回は素直に淡麗な吟醸香のするものを私は快しとしたようです。17日は、長岡出身の友人宅に泊めていただくため少し早めに会場を出ることになっており、「朱鷺メッセ」に一番近い「今代司酒造(いまよつかさしゅぞう)」さんだけ寄らせていただきました。酒蔵の母屋の造りはとても古いんですが、玄関先に杉玉がつられ造り酒屋を今と昔を調和させ上手に演出されていました。こちらのお蔵ではとても印象に残ったのがノンアルコールの「もと」と「  」。また、かつてつくりで使われていた桶や暖気樽、店の木造看板など貴重なものが展示されていました。時間がたっているけれどなんだか落ち着くんですねこうした道具。

 人間も考えもお酒も道具も時間がたつということはいいのかもしれません。というか日本人にはあっているのかもしれません。決して古びてゆく、朽ちていくということだけではないんです。こう思ったきっかけは、4月の始めに、イタリアピエモンテ州のバローロの造り手で、900年以上続くコルデロ・ディ・モンテツェモロの息子さんが私共のお店にいらしたときに話された一言から浮かんできたんです。最近はアジアにこられる際には日本以外に、中国、香港、シンガポールなどを回られるヨーロッパの生産者さんがたくさんいます。どんなワインが他のアジアでは人気があるのか、日本の市場の特徴などをうかがうんですが、彼が言ったことは「日本の人々は熟成されたワインを好む、他のアジアの国々は若々しいワインを好むんだ。」輸出をかけるにあたってはそれぞれの国の特徴を把握してワインを紹介することとなるのでしょうが、私にとっては面白い一言でした。お酒も人間もアイディアも道具も時間がたつことで角が取れてくる、いらないものがなくなって必要な要点だけが残る、すべりが良くなり使いやすくなる、、、熟成するってそんなことに通じている気がします。

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相模屋平助商店

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