東京半蔵門、麹町の老舗酒屋相模屋平助商店からのお知らせをご案内。お酒の小売から千代田区周辺の配達もお任せください。

明治十八年創業 相模屋平助商店

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キャンティクラシコの原点に戻って ロッカ・ディ・モンテグロッシ

2014.06.10

キャンティクラシコの原点に戻って ロッカ・ディ・モンテグロッシ 第30回相模屋平助商店友の会の報告
イタリア トスカーナ キャンティクラシコの原点に戻って ロッカ・ディ・モンテグロッシ

 5月23日、トスカーナよりロッカ・ディ・モンテグロッシのオーナー、マルコ・リカーゾリ・フィルドルフィー男爵が当店に来てくださりました。友の会でお出ししましたワインは、

・I.G.T ロザート
・キャンティクラシコ ’12
・キャンティクラシコ サンマルチェリーノ ’09
・I.G.T ジェレミア ’10
・I.G.T ジェレミア ’99
・ヴィンサント ’05

 とそうそうたるワインでした。若いワインにおいては鮮やかなすみれ色、深いすみれ色、そして、’99のジェレミアにおいては褐色身を帯びていました。舌触りがとてもなめらかで上品かつエレガントなワインでした。マルコ氏がご自分で持参された’99のジェレミアはこなれた味わいになっては来ていましたが、まだまだ若々しくこれから5〜10年は持ちそうな味わいでした。

 マルコ氏の経営するこのワイナリーは、19世紀後半にベッテイーノ・リカーゾリ男爵(鉄の男爵)がキャンティ・ワインのベースとなる品種構成(フォーミュラ)を生み出した土地であります。そうなんです、マルコ氏はこのリカーゾリ男爵の一族で、お母様のこの「ロッカ・ディ・モンテグロッシ」を引き継いでいます。また、イタリア統一後第2代首相の末裔でもあるんです。完璧のワインを造り上げることに力を注ぎこんでいるマルコ氏のワイン、とてもおいしく、王道をゆくワインでした。
 そして、完璧主義のマルコ氏のワイン会でのワインの温度、ワイングラス、そして参加された方々への対応など何とも言えず完璧にこなされていました。そのすべてにおいて限りなく完璧に近づけようとする彼の対応に私はとても感動しました。皆様のグラスにお配りするワインの温度も抜栓するまで14〜16度のセラーでおいておく。ロザートにおいては6〜8度の冷蔵庫に入れておいてほしい。グラスにおいても自分の造るヴィンサントは、特に優れている。だからこそ、アーモンドのヴィスキュイと一緒に食べることは決してしない。それだけで飲んでいただくのが何より。そして、デザートワイン用のグラスでサーヴするとその豊かな香が感じられなくなってしまうので是非、赤ワイン王のグラスでサーヴしてほしい。などです。会を開催する私どもにとってもそれらは決して面倒なことではなくなります。なぜなら、限りなくマルコ氏と同様に完璧な会にしようと思うからです。
 そして、会の最後にはマルコ氏自ら参加者の方全員に回ってご挨拶をしてくださいました。なんて素敵な心配りなんでしょうね。本当に見習いたいと思います。

 こんな素敵なマルコ氏が造り上げるワイン、是非、是非皆さんお飲みになってください。キャンティクラシコの概念がこのワインによってしっかりとみなさんの頭と心の中に確立されることともいます。
 
 素晴らしいワインを共に頂くことは、人生の至福の時ですね。それが、造り手さんと一緒であればなおさらです。ワインの魔法にかけられる、いえいえ、本当のことなんですよ。

 ご参加くださった皆様、ありがとうございました。そして、トスカーナよりいらしてくださったマルコ・リカーゾリ・フィルドルフィ男爵に心よりお礼申し上げます。


                        相模屋平助商店一同

130周年リニューアル・オープンを迎えました。 1

2014.03.10

130周年リニューアル・オープンを迎えました。 1 皆様、1ヶ月の工事期間を終了し、本日よりリニューアル・オープンいたします。
ご不便をおかけしましたこと、そして無事本日を迎えられたこと、皆様に深く感謝申し上げます。
130周年記念リニューアル計画として1年半前より構想を練り準備してきました結果が本日実現いたしました。ありがとうございます。
 酒屋として美味しいお酒を兎に角皆さんにのんでいただきたい、そんな思いから店舗内にお酒を呑めるスペースを実現させてから早くも23年がたちました。町並みも変わり行き交う人々も0歳の赤ん坊が23歳にまでなる期間です、たくさんの変化がありました。時代の流れを見直すとともに130周年を機に再度私たち相模屋の酒屋としての役割、この土地にあることの意味を考え直す良い機会だと思いリニューアルを実行いたしたわけです。
 新しい店構えになりましたが、私たちは昔も今もこれからも酒屋です。酒屋に生まれた私たち家族は、飲食店を経営していくのでもなく、シェフであるのでもありません。日本各地にある蔵元さんの宝物のようなお酒をご紹介する。世界中にいる醸造家の宝石のようなワインをご紹介する。そして、それぞれの造り手の方々のお酒への情熱や哲学を皆さんにお伝えする。それが酒販店としての役割であると考えました。これほどにも美味しい日本酒、焼酎、ワイン、ウィスキーがあるからこそ、それを知っていただくスペースを今までどおりご用意し、化粧直しをいたした次第です。そして、今までどおり、お店でのお酒、飲料、タバコ、その他の食品の販売もいたしておりますし、配達もやっております。全く持って営業面は今までと一緒です。

 これからも酒屋としての役割を考えながら、美味しいお酒を一人でも多く方々にご案内する。そして、皆様がお酒を通じて豊な時間が過ごせるよう進んでまいります。

 今日からがまた新しいスタートです。皆様、これからも末永くよろしくお願いいたします。何かお気づきの点等ありましたら、お気軽にお声掛けください。相模屋一同お待ちしております。
 
                             相模屋平助商店一同

スペイン&フランスの旅 その1 サン・セバスティアン

2013.11.07

スペイン&フランスの旅 その1 サン・セバスティアン 9月2から10日までスペイン&フランスを旅してきました。
今回の旅は、平助さんがワインを入れさせていただいている恵比寿のレストラン「レ・マリアージュ・ドゥ・GAKU」の皆さんと一緒です。なんとなく私はワインの味わいを見るときにそれだけでみてしまいます。でも、今回は料理の専門家の方々とご一緒させていただくことで、ワインを違った視点から見ることが出来た気がします。多角的に、食事の中でのワインの位置づけ、そして、訪れた地方でのワインの位置づけなどが体感できた気がしました。バスク地方の乾いた空気、突き抜けるような青い空、夜9時まで明るい北緯の高さ。どれもこれもがワインの魅力を引き出してくれるんです。勿論、ハプニングも続出。でもでも、若いみんなと一緒にワインを通じて今までにない体験、感激が出来たことが一番の収穫です。そして、自分でも再確認しました。ワイン大好きです!

 さて、最初の訪問地はスペインのサン・セバスティアン。見てください、この青い海と青い空。気温は30度を超えているんですが、肌を掠めてゆく風が何て心地いいんでしょう。サン・セバスティアンでは、GAKUさんの皆さんがお仕事でお世話になっているメイセイトレーディングの社長さんと現地で合流させていただきました。そして、みんなで3ツ星レストランの「マーティン・ベラサテギ」へ行ってまいりました。この20年間の間にご自分のアイディアとして出されたお料理で印象に残るものを選び12種類のプレートにして用意してくださいました。色彩、お料理の配色、配分、お皿、全てがとても洗練されています。あるものは幾何学模様の絵画、あるものは植物園の中を歩いている時のように色彩も香りも立体的に五感を楽しませてくれます。そして、味わい、、、。美味しい!だけではないんです。驚き、感動、癒し。そうした感情を思い起こさせてくれるお料理ばかりでした。日本の食材をとても器用にアレンジされているプレートもありました。
 一番最後に、マーティン・ベラサテギ氏が出てきてくださり、我々が料理に関する仕事をしていることを話しましたところ、とても気さくな笑顔で「何かあったときにはいつでもいいなさい。」という言葉を残してくださいました。偉大な方、お忙しい方であるのは充分承知していましたが、こんな優しい言葉をかけていただけるだけで熱い思いがこみ上げてきます。料理人の皆さんは、いいアイディアがこうした言葉を糧に浮かんでくるんでしょうね。

 3ツ星レストランの訪問と同じくらい重要なテーマがスペインバール巡りです。合計一晩で7ヶ所のバールを回りました。さすがに平助さん、最後はあまりよく覚えておりません、、、。
 スペインバールはなんと言っても気さくさが売り物です。まずは、サン・セバスティアンで一番古いバールへ!おじさんが一人で切り盛りしていましたが、大皿に盛られた10種類くらいのお料理を自分で食べたいだけ取ります。通常バールも一晩に2〜3軒まわるものらしく、1件で2〜3種類くらいのタパスを食べて次へ移動します。フランスパンの上に載せられた、タラモ、アンチョビと魚のマリネ、スペイン風オムレツ、ハム、サラミ、色のとても鮮やかなグリーンペッパー。気分は見ているだけでハイテンションになって行きます。ビールもワインもアルコール度数があまり高くなく気軽に飲めるのがいいですね。バスク地方の辛口白ワイン、チャコリというワインも飲んでみました。とても高い位置からグラスに注ぐんですよ。アクロバティックな感じが良かったですね。

 陽気なスペインの夜が更けていくのにはまだまだ時間があります。仕事仲間とビールを飲みながら話をして、友達とワインを飲みながら歌を歌い、家族や恋人とゆっくり食事をする。そんなためにスペインのバールはたくさんあるんですね。そして、街のみんなが知り合いのようににこりと視線を交わすそのしぐさはなんとも言えない情緒がありますね。そうこう思ううちにやっと空が黄昏てきました。

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相模屋平助商店

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