東京半蔵門、麹町の老舗酒屋相模屋平助商店からのお知らせをご案内。お酒の小売はお任せください。

明治十八年創業 相模屋平助商店

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こうした運びとなりました。平助さんの独り言

2025.05.29

こうした運びとなりました。平助さんの独り言 平助さん、こうした運びとなりました!

(ご説明がとても長〜くなりますのでご了承くださ
い。)

 皆さん、すがすがしい5月ももう今週で終わってしまいます。こんな5月の気持ちのいい季節にこそいろんなことをしたいですね。

 ところで、今年の連休はどのように過ごされましたか。平助さんは毎年、3、4月の忙しさの疲れをいやすために5月の連休をゆっくり自宅で過ごしていました。千鳥ヶ淵をゆっくり散歩しながらどことなく初夏の香りを感じたり、若芽がぐんぐんと伸びるそんな季節を楽しんでいました。

 でも、今年はいつもとちょっと違って本当に幸運な貴重な経験をさせていただきました。

 平助さんが継いだ相模屋にはいろいろなお客様がいらっしゃいます。その中に戦争後からの大切なお客様で、ご年配の方お二人(まもなく70歳)から「一緒にヴァチカン市国に行きましょう。」と昨年からお声がけをいただいておりました。今年は25年に一度の貴重な年(聖年)なので「是非に」とお誘いを受けていたんです。

 それが5月の連休中の予定で、平助さんの住む住居棟のエレベーター交換工事を3年前から予定しており、そのお誘いを残念ながらお断りをしていました。それがそれが、エレベーター会社さんの都合で連休を避けて10日ほど後ろ倒しに日程が急遽、変更されました。やった〜とばかりに4泊6日の強行軍でしたがそのお客様たちと一緒にヴァチカンに行ってまいりました。

 絶対にダメだと思っていたこの貴重な旅があっという間に現実化されたんです!

 出発の5月2日をウキウキ待ちながら血眼で仕事を片付ける毎日。そのさなか、とても悲しいことではありますが4月21日に、訪日もされたフランシスコ教皇様がご逝去されました。日本滞在中は相模屋の前を何度か通ってくださいました。つまりご逝去から5日〜2週間後の教皇選挙(コンクラーベ)を控えるヴァチカンへ向かうこととなったんです。私共が訪問する時期にコンクラーベがなされることに。これは驚くべき貴重なことに遭遇する機会を与えられることになったんです。

 5月2日の当日はお声がけくださったお二人は長崎からそのほかの方々と羽田に来られそこで落ち合い、ヘルシンキ経由でローマにつきました。

 サン・ピエトロ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂の四大聖堂をめぐり、ヴァチカン市国を歩き回っておりました。そして、7日午後4時30分に初めてのコンクラーベがなされ、7時に選挙結果をしめす煙が上がることに。

 その日は133名の枢機卿が出席された午前10時の御ミサにも参列させていただき、コンクラーベの結果が出るサンタ・マリア大聖堂の広場で選挙結果を待ちました。

 こうして文章で状況を書いてみますとたわいのないことのように見えてしまいますが、平助さんがこの瞬間に立ち会わせていただけたことは本当にありがたい事でした。

 枢機卿の方々を先導した大きなキャンドルをもった司祭たちが入場されたとき、どうしてなんでしょう、とても胸がいっぱいになり、涙がこみ上げてきました。

 ヨーロッパから見ると私は極東に住む小さな一人間です。その小さな存在ですら、世界中の軍事的、経済的、思想的争いには心を痛めます。すべてを広い心を持って対応することはできないのかと疑問を持ちます。肌の色も、年齢も、国籍も関係なく穏やかな気持ちをもって皆が生きていく、そんな世界が一日も早く来ることをヴァチカンのサン・ピエトロ寺院の広場にいて痛感しました。この広場は大いなる存在が手を広げてすべての人々を抱え込まれる形を象徴しています。そんなことに深く感じ入りながら毎日を精いっぱい過ごしていくことが私の務めだと決意しました。

 この歴史的瞬間にヴァチカンを訪れる機会を与えられたことに心から感謝し、なすべきことは後から振り返ると何の問題もなく「こうした運びとなりました。」となり結果に至るんですね。ともにこの貴重な時間を共有できたシスター奈利子、シスター美知代、Elena、奈緒美さんに感謝申し上げます。

 そして、私が相模屋平助商店を継がせていただけたことに心から感謝申し上げます。
イタリアワインをゆっくりいただく時間はありませんでした笑!!!

 そして、何より世界中の皆さんがしあわせになりますように。

海住万貴子さんの作品展、無事終了いたしました!

2025.05.01

海住万貴子さんの作品展、無事終了いたしました!  皆さん、こんにちは。

 今日から5月になりました。皆さん、元気にお過ごしのことともいます。また、GWで家族で出かけたり、ご実家に戻られたり、お友達家族と合同で集まったりといろんな計画を立てられていることともいます。こうした清々しい季節、どうぞ楽しくお過ごしください。

 さてさて、4月25日(金)をもちまして、海住万貴子さんの「ガラス絵展」を無事終了いたしました。万貴子さんは相模屋にたまさかお茶を飲みにいらしたお客様でした。小さいながらもこうした展覧会を開催させていただくまで発展した貴重なお客様です。絵を見て思うんですが、絵には作者のお人柄が出ますね。ですから見ているだけでとても楽しくなるんです。

 万貴子さんの「ガラス絵」を展示しておりました1か月間はとても気持ちが穏やかになり、お店も明るくなりました。最終日の一日前にいつもご来店くださる美容院を経営されているご夫婦のお客様が「お店に飾ろう。」「うちのお店の雰囲気に合ってるんですよ。うちのお店も色をたくさん使ってカラフルだから。」とおっしゃってイタリアのムラーノ島の街並みの絵をご購入されました。お客様のお店にはうかがったことはないんですが、「そっか優しいカラフルな色合いのお店なんだ。」、なんて妄想したり。楽しかったです。

 絵もお酒も人と人とをつなぐ素敵な魔法のツール。ここにまた素敵な音楽を加えて魔法のツールを沢山備えた相模屋をどんどん創ってまいります。

 皆様どうぞお楽しみに!そして、いつもご利用ありがとうございます。
連休はゆっくり、楽しくなさってください。


 相模屋平助商店一同・秋山 青美

美味しいだけじゃない地球と共に歩むベルギービール!2

2024.05.02

美味しいだけじゃない地球と共に歩むベルギービール!2 前回、「美味しいだけじゃない地球と共に歩むベルギービール」でご紹介させていただきました、「ヴェルデュック」の詳細をご紹介させていただきます。こんなに地球と共に歩むベルギービール、嬉しくなりませんか!

最高の品質をもつ、伝統的で持続可能なプレミアム・ベルギー・ビール、「ヴァルデュック」。「ヴァルデュック」はルーヴァン・カトリック大学醸造研究所で知り合った二人が最先端の醸造技術と伝統製法を活用し、最高品質と完全な持続可能性を実現したベルギー・ビールです。

 2017年、二人の醸造家が出会い、伝統とテクノロジー、そして、持続可能性を融合した理想が実現されました。
・厳格な伝統に従って醸造、瓶内二次発酵を行う。
・最新の醸造技術によって最高の品質を定して製造。
・原料は全て地元産にこだわる。
・水、麦芽、ホップ、糖類、酵母のみを原料とする。
・香辛料、添加剤、その他の香料は一切加えない。
・完全に持続可能で、環境負荷を出さない。
という理念の下、18世紀より続くムーリス=ハンケ醸造所をヴァルデュック=トール醸造所として復活させました。

 醸造過程で出た使用済みの穀物は回収され、50メートル離れた「ポンソ―農場」で牛の餌となり、その牛の糞は堆肥となり畑で利用されます。農場で生産され隣村で製麦され、醸造されています。原料のうちの1%以下であるホップについても、隣のコミューンで醸造所の生産者が自ら手摘み収穫をしています。近隣のものを自らの手で収穫することで、最高の品質の原料を作るだけでなく、環境負担低減にもつなげています。

 大麦の生産者組合と穀物製造会社と共同で合理的減農薬(Lutte Raisonee)を実践し、画一的な欧州Bio規格でない、高品質で持続可能な基準で栽培された穀物を利用しています。

 醸造でも環境負担のの低減を実現。醸造所の清掃では酵素ベースの洗浄剤を使用し、環境負担を抑えています。特注の設備により、使用される水を2/3にまで低減する努力もしています。また、研究室と会議室は温室内、オフィスはボイラーの上に配置することで、エアコンもなく、電力は太陽光発電パネルにより100%賄われています。

 ビールとして、品質面での評価も高く、ワロン地域最優秀アンバーや最優秀ホワイトなどに輝き、フランスのレストランガイド、ゴ・エ・ミヨ掲載店でお数多く提供されています。

 絶対に飲みたくなりますよね!

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相模屋平助商店

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TEL.03-3261-4467 FAX.03-3261-8966

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