東京半蔵門、麹町の老舗酒屋相模屋平助商店からのお知らせをご案内。お酒の小売から千代田区周辺の配達もお任せください。

明治十八年創業 相模屋平助商店

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小布施への旅 2

2014.06.11

小布施への旅 2 今回のメインイヴェント、ドメーヌ 曽我 さんへ伺ってきました。残念ながら、ヴィニュロン、醸造家の曽我さんにお会いすることはできませんでしたが、とてもいい蔵だということを実感しました。ドメーヌの入り口からセラーに行くまでの小さなお庭。箱庭のように池があり藤が植わっていたりと手入れの行き届いた素敵なお庭です。日本の酒蔵さんは皆さんとても由緒ある方々だとこうしたお庭を見ても感じます。余談となりますが、書庫や明治次回からのレコードプレーヤーや蓄音機を持っていらっしゃる岡山の御前酒さん。曽我さんの近くにある松葉屋さんも枡一さんもお庭がとっても素敵です。お掃除が隅々までなされていて木がシンプルに配置されています。日本建築や庭園の美しさ、そしてそれを身近に感じながら自らの生活を楽しみ来客にゆとりを与える。家屋やお庭のシンプルな美しさを感じるには酒蔵が一番かもしれません。
 最初、ドメーヌ曽我さんのところは日本酒蔵だったんです。それが戦争中にお米が十分に確保できず、そのかわり林檎によるシードルづくりがなされそれから葡萄によるワインづくりを始められたそうです。今でも少量ですが、日本酒も曽我さんが造られているそうです。
 4人で訪問したおかげで、曽我さんのところで造られているワインを全てテイスティングしてきました。運転をしてくださった平井さんの弟さん、テイスティングできなくてごめんなさい!なかでもスタンダードなソーヴィニョンブランが私は好きです。平助さん、まだまだ青いんでしょうかね〜。こうした酸が穏やかながらもしっかりと感じられるワインにひかれてしまいます。そして、泡。おいしいかったですね。個人的には葡萄本来の味わいが感じられるものが私は好きです。曽我さんはいろいろと試行錯誤し最後にこうした味わいに行き着かれたのではないでしょうか。勝手な想像で失礼いたします。あ〜してみよう、こ〜してみよう。これがいいのでは・・・?そうして何年も試行錯誤を繰り返し、結局いろんなものをそぎ落としてシンプルなワインに行き着かれたのではないかと思います。ワインも造り手さんの大切な作品です。ワインを飲むとその方がどんな方かを想像てしまい、楽しいものですよ。

 曽我さんのワインを扱いたい酒販店さんはたくさんいらっしゃります。訪問したからって私どもがすぐに買わせていただくことはできないのは十分承知しています。もし、少しでも余剰ができたときには是非是非、平助さんのところにも譲っていただけるようにお願いしてきました。早くスタンダード ソーヴィニョンブランを皆さんにご紹介できる日が来るといいな〜!

小布施への旅 3

2014.06.11

小布施への旅 3 小布施にもたくさんの酒蔵さんがあります。曽我ワイナリーさんを訪問した後にホテルへ帰るまでの道のりで3つの酒蔵さんに行ってみました。天領誉さん、社長セーラさんとスクエアーワンで有名な枡一さん、そして今回とってもいい出会いとなった北信流の松葉屋さんです。そえぞれのお蔵で試飲をしました。枡一さんのところではスズのおちょこに入った8種類のお酒をすべて試飲してみました。松葉屋さんのところでは、試飲をして蔵で働いていらっしゃるお兄さんとおしゃべりをしてきました。
 何の気なく、翌日ももう一度松葉屋さんへ行ってみたんです、そしたらご当主の市川さんが出てきてくださってとっても親切に蔵の話をしてくだいました。小さな蔵だけに9月から始まる新酒の仕込みが翌年の4月にはほぼ完了してしまうので、5月以降はお味噌を造っているそうです。こちらでは大豆が取れるので個人のお客様がご自分で大豆を持ち込み好みの塩の塩梅を伺い確認しながらそれぞれのお客様の1年分のお味噌を造られるそうです。平助さんも酒屋さんに生まれたので、先々代からのお付き合いのあるお客様もいらっしゃいます。そうすると、そのお宅でのお酒の好みがずっと記録されていたり、頭の中で記録されているわけです。市川さんのところも同様で、それぞれのお宅の塩加減や大豆の持ち込みなどもすべて記録され毎年それに基づいて確認の上造られるそうです。
 市川さんはとってもお話し好きで、蔵の中まで入れてくださいました。蔵特有の地下室のような冷たい湿った匂い。何とも涼しくてお酒を保存しておくにはいい条件なんですよ。長野のこの辺りは地下水が垂直に流れてたまってゆくのではなく、山と平行に走っているそうです。そして、軟水というよりはミネラル分を十分に含んだ中硬水とのことです。ヴィッテルくらいの硬さだそうです。きわめて芳醇旨口のお酒を造るのに適した金紋錦が県内で造られていましたが、県内使用でなく石川県の福光屋さんにほとんどすべてを売ってしまうという時期が長年続いていました。それを再度県内のお酒を造るのに使用するということで最近は金紋錦を使っての芳醇なお酒も再び造り始めたということです。
 松葉屋さんを訪問したその週の週末に東京で信州の蔵元さんが集まってのお酒の会が開かれることになっていました。連絡も入れず訪問した松葉屋さんに3日後再度東京でお会いすることとなり、驚きながらもとっても嬉しくなりました。金紋錦のお酒、うちでも販売していきたいです、とっ〜ても旨口のお酒ですよ。

 そして、北信流ってご存知ですか?

 「北信流」と言われる盃事について。

「北信流」とは一般的に北信地方で行われている宴席での「お悦びの盃」と言われている儀式のことです。宴席には、結婚式をはじめ、新年の祭事、豊年、誕生、雛祭、出世、相続、棟上げ、新築、開店などの慶事より、新年会、忘年会、同級会に至るまで数々ありますが、おおむね神式の直会の場合が多いです。

 盃事の際は、「謡い」が謡われますが、このことは「肴中の儀(こうちゅうのぎ)」と呼ばれ、お盃を差し上げる時の「お肴」と理解していただければよいと思います。北信の中でも松代町(長野市松代)には、真田家に古来より伝承されたといわれている盃事が、同町の能楽家島田家に伝えられており、大変格式の高い儀式です。

 城主が戦いに向かう折に、留守を与る家老より主君の戦勝を記念して差し上げる盃事でありますが、一般には、それの略された方法で行われています。応仁の乱以来、二百年にも亘り続いた戦国時代に、すっかり失われた社会秩序を立て直すために、徳川康公によって能楽が、武家の式目に取り入れられましたので、謡曲がしっかりと武家社会に溶け込んでいました。

 明治維新の廃藩置県によって中央より着任した長野県知事が、松代町に参った折の宴席のおもてなしに「お悦びの盃」を受けました。このことが大変気に入りまして、それ以後、知事の宴席では度ごと行われるようになりました。折柄、維新後一般の人たちにも能楽が許され、菖天の慈雨のように、「謡い」が一般社会に溶け込み普及するとともに「お悦びの盃」事も、宴席の儀式として広まりました。

ということです。そんな古くから伝わる格式高い流儀をブランド名にしている市川さん率いる松葉屋さん、是非とも半蔵門の皆さんにも飲んでいただきたいですね。

小布施への旅 番外編

2014.06.11

小布施への旅 番外編 5月の長野への旅も無事終了いたしました。美味しいワインの造り手さんに会いに行ったら、同時にとっても美味しい日本酒の造り手さんにもお会いすることができました。1粒で2度おいしいという感じです!な〜んてふざけてはいけませんね、今回は「縁」ということを初めて実感した気がします。人間としてまだまだ青いんでしょうかね、平助さんは。いろんな方にご協力いただきながら今日まで来ているのですが、容易く「縁」という言葉を使うことができませんでした。といいますか、本当の意味で「縁」ということが一体どういうことなのかわかっていなかったんです。それが今回の小布施の旅で、これが「縁」なんだって実感した気がします。行きたい、行きたいと思っていた小布施ワイナリーに誘われていくことになったこと。その道すがら連絡も入れずに入った酒蔵さんにこんなに親切に説明していただいたこと。そして、東京に戻ってきて2日目に松葉屋さんの市川さんに再開したこと。そしてそして、最近になって知ったのですが、相模屋平助商店のすぐご近所の会社(「ナチュラルアート」)の代表の方が小布施の町おこしプロジェクトに参加され市川さんととっても親しくされていること。いいことが「芋づる式」につながっていくんです。次から次へとつながっていくんです。いろんな形で人が人を幸せにするために繋がっている。相変わらず照れくさい表現ですが、そんな人を幸せにすることの繋がりが「縁」なのかもしれないって思いました。そして、そのつながりの鎖の一つに自分が存在していることがありがたく思えました。

 日本の中にはとってもいい景色、とっても美味しいもの、とっても素敵な人たちがたくさんいます。亜紀さん、いい旅を提案してくださってほんとにありがとうございました。

                                   平助

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相模屋平助商店

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